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奈良高専の偏差値・難易度・就職先など徹底解説†
目次
高専とは†
高専(高等専門学校)は、5年の教育課程を持つ学校で、
高校+短期大学を通して在籍するようなイメージです。
特に工業系で1つの専門を5年間かけて学べるのが特長であり、
実は同レベルの進学校よりも、進学と就職両方が強い学校です!
高専について詳しくは高専とはをご覧ください。
奈良高専の概要†
知能機械⼯学科
電気情報⼯学科
生物応用化学科
環境都市工学科
所在地・アクセス†
〒644-0023 和歌山県御坊市名田町野島77
●JR御坊(ごぼう)駅からバス約18分●JR印南(いなみ)駅からバス約8分
偏差値・倍率†
偏差値:65
学力入試倍率(令和4年度学力検査入試) | | |
学科 | 募集人数 | 倍率 |
知能機械⼯学科 | 40名 | 2.5 |
電気情報⼯学科 | 40名 | 2.11 |
生物応用化学科 | 40名 | 1.89 |
環境都市工学科 | 40名 | 2.17 |
合計 | 160名 | 2.17 |
奈良高専の試験内容†
学力検査の科目は国語・数学・理科・英語です。
配点はそれぞれ、100・100・100・100点の400点です。
全国立高専共通の「マークシート」によって行われます。
また、中学校の成績が100点分加えられます。
- 推薦試験もあり、下の条件に入れば出願可能です。
(1) 次の学校を令和5年3月に卒業又は修了見込みの者、 ・中学校 ・中等教育学校の前期課程 ・義務教育学校 ・文部科学大臣が中学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施 設の当該課程。
(2) 人物に優れ、本校への入学意志が強固な者。
(3) 在学中の「学習の記録」の9教科(国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、 技術・家庭、外国語)の評定が5段階評価で、3年間平均4.0以上(合計108以上)、 かつ3年次は9教科合計36以上の者。
- 大まかに言って、全教科5段階中の4あれば、
合格の可能性が高く、早めに合否が出る
推薦試験が受けられる可能性があります。
出願条件は年度で異なりますので、
よく公式HPをご覧ください。
奈良高専の進学(令和4年度)†
卒業生のうち約37%が進学を希望し、高専の専攻科に入学、または大学の3年生に編入します。ほとんどの大学には高専からの編入制度があり、推薦と学力試験によって選抜されますが、高専でよく勉強をしていれば比較的容易に編入できます。試験日が異なるので多くの大学を受験することが可能です。さらに、2年間の専攻科を修了して、大学院へ進学する学生も少なくありません。
奈良高専の進学実績
和歌山高専専攻科、北海道⼤、東京農⼯⼤、富⼭⼤、三重⼤、京都⼯芸繊維⼤、⼤阪⼤、神⼾⼤、和歌⼭⼤、広島⼤、徳島⼤、九州⼯業⼤、豊橋技術科学⼤、⻑岡技術科学⼤など。
- 高専からは編入試験という形で、
一般の国立大学入試よりも科目数が少なく、
何校も併願できる有利な試験で進学が可能です。
進学事情については高専の進学をご覧ください。
奈良高専の就職(令和4年度)†
高専卒業生の就職は、100%です。多くの企業が奈良高専の生徒を求めています。
就職先は、民間企業がほとんどですが、公務員になる卒業生もいます。
- 主要企業への就職実績
主な就職先は、旭化成メディカル㈱、エヌ・ティ・ティ・インフラネット㈱、⼤阪ガス㈱、㈱カネカ、関⻄電⼒㈱、キリンビール㈱クオリティソフト㈱、㈱クボタ、サントリービール㈱、ダイキン⼯業㈱、東海旅客鉄道㈱、東急電鉄㈱、⻄⽇本⾼速道路㈱、⻄松建設㈱、阪神⾼速技術㈱、マツダ㈱、明治㈱、森永乳業㈱、㈱LIXIL、(独)国⽴印刷局、和歌⼭県、有⽥市、御坊市、⽇⾼川町など。
- 上記の通り、大手有名企業へ、
毎年就職者が出ています。
また、地元就職にも強みがあります。
それは、「高専枠」という採用枠が関係します。
○○高専から何名という推薦採用のことで、
高専出身者のみが使える枠となります。
就職事情については高専の就職をご覧ください。
学生生活†
奈良高専の部活†
合気道 | 空手道 | 弓道 | フットサル |
剣道 | 硬式野球 | サッカー | 柔道 |
少林寺拳法 | 水泳 | ソフトテニス | 卓球 |
テニス | バスケットボール | バドミントン | バレーボール |
ハンドボール | ラグビー | 陸上競技 | 水泳 |
コンピューター | 軽音楽 | ロボコン | 写真同好会 |
サイエンス同好会 | 総合美術同好会 | 音楽同好会 | ボランティア |
"同好会もあります。
詳しくは公式HPをご覧ください。~"
奈良高専の寮†
- 奈良高専では、定員1000名中184名(令和5年)が、
寮生活を送っています。
(そのうち男⼦寮⽣:367⼈、⼥⼦寮⽣:92⼈)
- 寮には通学時間の節約、人間関係の構築、
集団生活の体験と多くのメリットがあり、高専の特徴ともいえます。
寮について詳しくは寮生活をご覧ください。
まとめ:奈良高専の長所と短所†
- 前述の通り、高専は多くのメリットがあり、
工学系を目指す人にとって進学・就職両面で有利な選択肢となり得ます。
特に、進学における編入試験の楽さと、における「高専枠」の存在は大きな魅力です。
- そして、金銭面でも大きなメリットがあります!
高校→国立大学に進む場合、予備校はほぼ必須ですが、高専では必要なく、年100万近い予備校代が不要です。
また、就職力の高さは国立大学並みであり、高専から就職すれば200万円近く学費が浮きます!
詳しくは高専でかかるお金もご覧ください。
- 一方で、進路変更が困難になることや、
知名度が低い、勉強が理系に偏り気味であるなど、
普通高校に比べて非常に個性的な学校でもあります。
- 努力と得られる成果の「コスパ」は高い学校ですが、
人によって向き不向きがはっきりしています。
それでも高専に進むかはよく検討して、納得の上で進学することもおすすめします。
進学に迷う方は高専を選ぶべきか?もご覧ください。