御存知の通り、高専は圧倒的な就職率を誇ります。 「子どもが高専に入学してくれれば、もう受験もないし将来安定」 そう考えている方も多いと思います。
ですが、正直この考えは危険です。 高専には大きな大きな落とし穴がいくつも存在します。
そういったメリット・デメリットを保護者のあなたが しっかりと理解しなければ、お子さんがせっかく入学できても、 お子さんは「なんか思っていたのと違う・・・」と感じ、 留年・退学になったり、就職に失敗したりと大きく道を踏み外す人も大勢います。
このページでは、お子さんを高専に入れたい保護者の方がしっておくべき 高専のメリットデメリットを解説します。
一回きりのお金 入学金:84,600円 検定料:16,500円
授業料だけで考えると、普通高校よりも比較的高いですが、 高専は5年間通年(高校+短大の扱い)なので、 受験がありません。
そのため、予備校に通う必要はなく、受験にかかる諸費用が一切かかりません。
ご存知の通り、高専からでも大手優良企業に就職できます。
ですが多くの大手企業は高専卒と大卒を、
「プロジェクト職」と「総合職」のように入社時から区分けしており、
昇給や仕事内容が変わってきます。
「プロジェクト職」は高専卒の方に向けた求人で、
主に現場での作業員の役割が多いです。
ですがもちろん大手企業ですので福利厚生は手厚く、
給料も大卒と大差はありません。
総合職に比べて求人倍率が低いことが多く、
比較的容易に大企業に入社することができます。
仕事内容や昇給にこだわらず、
福利厚生のしっかりした大手企業に就職したい人は、
高専からのプロジェクト職への就職がおすすめです。
「総合職」は主に大卒、大学院卒に向けた求人で、
事業の計画・設計を含む様々な仕事内容があります。
大企業の総合職は大卒、大学院卒の人がほとんどです。
早めに自身が就職したい企業・業界を定め、
求人情報を確認してください。
自分のやりたい仕事が高専卒ではできない場合や、
しっかりと昇格・昇給したい人は総合職がおすすめです。
高専から技科大に進学すれば、2年の大学生活を経て、
晴れて「大卒」の称号が得られます。
また、大学院修士課程までの一貫教育が特色であるため、
大学院進学が他国立大学と比べて容易です。
(他国立大学では大学院進学の入試で落ちる学生も多い)
技科大の多くの学生は業界の大手企業に就職しています。
逆にベンチャー企業や起業などを行う学生は少なく、
手堅い考えの人が多い特色もあります。
技科大の就職実績はそれぞれの技科大HPに掲載されています。
豊橋技科大
長岡技科大
コメント・アドバイスは随時募集中です。
大学に進むか迷う方は高専の進学のページをご覧ください
コメントはありません。 Comments/子どもを高専に入学させたい保護者の方へ