函館高専の偏差値・難易度・就職先など徹底解説†
目次
高専とは†
高専(高等専門学校)は、5年の教育課程を持つ学校で、
高校+短期大学を通して在籍するようなイメージです。
特に工業系で1つの専門を5年間かけて学べるのが特長であり、
実は同レベルの進学校よりも、進学と就職両方が強い学校です!
高専について詳しくは高専とはをご覧ください。
函館高専の概要†
- 機械工学科
- 電気情報工学科
- 電子制御工学科
- 物質環境工学科
- 建設システム工学科
所在地・アクセス†
- 京都府舞鶴市白屋234
JR東舞鶴駅から京都交通バス朝来(あせく)循環線 「国立高専前」下車 約20分
JR東舞鶴駅からタクシー利用で約12分
定員数†
偏差値・倍率†
- 偏差値:62
- 学力入試倍率
| 募集人数 | 2022年度 |
生産システム工学科 | 40名 | 1.6 |
物質環境工学科 | 40名 | 1.1 |
社会基盤工学科 | 40名 | 1.3 |
合計 | 160名 | 1.2 |
※生産システム工学科は3コースまとめて募集
函館高専の試験内容†
- 学力検査の科目は国語・社会・数学・理科・英語です。
配点はそれぞれ、100・100・200・200・200点の800点です。
全国立高専共通の「マークシート」によって行われます。
また、中学校の成績が210点分加えられます。
- 推薦試験もあり、下の条件に入れば出願可能です。
★中3で5段階評価が9教科合計33以上かつ
国語・社会・数学・理科・英語が全て3以上
- 大まかに言って、全教科5段階中の4あれば、
合格の可能性が高く、早めに合否が出る
推薦試験が受けられる可能性があります。
出願条件は年度で異なりますので、
よく公式HPをご覧ください。
函館高専の進学(令和4年度)†
北海道大学 | 1 |
東京工業大学 | 1 |
九州大学 | 1 |
はこだて未来大学 | 7 |
長岡技術科学大学 | 7 |
豊橋技術科学大学 | 15 |
その他国公立大学 | 32 |
私立・専門学校等 | 5 |
専攻科 | 15 |
- 高専からは編入試験という形で、
一般の国立大学入試よりも科目数が少なく、
何校も併願できる有利な試験で進学が可能です。
進学事情については高専の進学をご覧ください。
函館高専の就職(令和4年度)†
- 主要企業への就職実績
NEXCO東日本1 | 北海道電力2 |
キリンビール2 | ENEOS1 |
ニコン3 | 出光興産 |
国交省北海道開発局2 | NTT東日本4 |
北海道庁2 | 東電HD1 |
SUBARU1 | JR北海道1 |
- 上記の通り、大手有名企業へ、
毎年就職者が出ています。
また、地元就職にも強みがあります。
それは、「高専枠」という採用枠が関係します。
○○高専から何名という推薦採用のことで、
高専出身者のみが使える枠となります。
就職事情については高専の就職をご覧ください。
学生生活†
函館高専の部活†
アーチェリー部 | 剣道部 | サッカー部 |
ソフトテニス部 | 卓球部 | バスケットボール部 |
バドミントン部 | バレーボール部 | 硬式野球部 |
ラグビー部 | 陸上部 | 軽音楽部 |
天文部 | 写真部 | 吹奏楽部 |
パソコン部 | 発明研究会 | ロボット研究会 |
ほか、e-Sports愛好会・プロコン研究会・映像制作研究会など多数
- 運動部から文化部、高専ならではの部活まで、
多種多様な活動が用意されており、
兼部や帰宅部もOKと自由な空気感です。
函館高専の寮†
- 函館高専では、定員1000名中184名(令和5年)が、
寮生活を送っています。
- 寮には通学時間の節約、人間関係の構築、
集団生活の体験と多くメリットがあり、
高専の特徴ともいえます。
寮について詳しくは寮生活をご覧ください。
まとめ:函館高専の長所と短所†
- 前述の通り、高専は多くのメリットがあり、
工学系を目指す人にとって進学・就職両面で
有利な選択肢となり得ます。
特に、進学における編入試験の楽さと、
就職における「高専枠」の存在は大きな魅力です。
- そして、金銭面でも大きなメリットがあります!
高校→国立大学に進む場合、予備校はほぼ必須ですが、
高専では必要なく、年100万近い予備校代が不要です。
また、就職力の高さは国立大学並みであり、
高専から就職すれば200万円近く学費が浮きます!
詳しくは高専でかかるお金もご覧ください。
- 一方で、進路変更が困難になることや、
知名度が低い、勉強が理系に偏り気味であるなど、
普通高校に比べて非常に個性的な学校でもあります。
- 努力と得られる成果の「コスパ」は高い学校ですが、
人によって向き不向きがはっきりしています。
それでも高専に進むかはよく検討して、
納得の上で進学することもおすすめします。
進学に迷う方は高専を選ぶべきか?もご覧ください。