釧路高専の偏差値・難易度・就職先など徹底解説†
目次
高専とは†
高専(高等専門学校)は、5年の教育課程を持つ学校で、
高校+短期大学を通して在籍するようなイメージです。
特に工業系で1つの専門を5年間かけて学べるのが特長であり、
実は同レベルの進学校よりも、進学と就職両方が強い学校です!
高専について詳しくは高専とはをご覧ください。
釧路高専の概要†
創造工学科
- スマートメカニクスコース
情報工学分野
機械工学分野
- エレクトロニクスコース
電気工学分野
電子工学分野
- 建築デザインコース
コース配属は2年に進級する際で、
1年後期に希望調査があり、成績の良い人から順に
各コースに配属されます。
所在地・アクセス†
- 北海道釧路市大楽毛西2-32-1
- 釧路駅からバスで30分
定員数†
偏差値・倍率†
- 偏差値:60
- 学力入試倍率(直近3年度)
| 令和5年度 | 令和4年度 | 令和3年度 |
生産システム工学科 | 3.40 | 3.20 | 2.30 |
※創造工学科としてまとめて募集
函館高専の試験内容†
- 学力検査の科目は国語・社会・数学・理科・英語です。
配点はそれぞれ、100・100・200・200・200点の800点です。
全国立高専共通の「マークシート」によって行われます。
また、中学校の成績が210点満点として加えられます。
※(国語・社会・数学・理科・英語=5段階評価*3年分*2と
それ以外の4教科5段階評価*3年分の合計210点)
- 推薦試験もあり、下の条件に入れば出願可能です。
★中3で5段階評価が9教科合計33以上かつ
全教科が全て3以上
→自己推薦選抜(一般)
★中3で全教科が3以上で、
①「ものづくり」「スポーツ」「学術・研究」
のどれかで全国大会出場か都道府県大会入賞
②「英検3級」「TOEIC345以上」「漢検準2級」
そのほか高専が定める資格いずれかの取得
③「科学の甲子園ジュニア」「情報オリンピック」
「日本ジュニア数学オリンピック」の出場経験
④中学校で生徒会長になったことがある
①から④のどれかに当てはまる場合
→自己推薦選抜(特別)
★中学3年間で数学の5段階評価が全部5
→自己推薦選抜(数学重視)
- 大まかに言って、全教科がだいたい5段階中の4あるか、
資格を持ってる、全国大会に出たことがある、
数学がかなり得意のどれかに当てはまる人は
合格の可能性が高く、早めに合否が出る
推薦試験が受けられる可能性があります。
出願条件は年度で異なりますので、
よく公式HPをご覧ください。
釧路高専の進学(令和4年度)†
東北大学 | 1 |
千葉大学 | 2 |
室蘭工業大学 | 2 |
長岡技術科学大学 | 2 |
豊橋技術科学大学 | 15 |
その他国公私立大学 | 4 |
専攻科 | 18 |
※北海道大学にもR3年度以前は
毎年2人以上進学しています
- 高専からは編入試験という形で、
一般の国立大学入試よりも科目数が少なく、
何校も併願できる有利な試験で進学が可能です。
進学事情については高専の進学をご覧ください。
釧路高専の就職(令和4年度)†
- 主要企業への就職実績
釧路市役所 | 北海道電力 |
清水建設 | ソフトバンク |
国立印刷局 | 三菱電機 |
カネカ | NTT東日本 |
パナソニック | 東電HD |
竹中工務店 | JR北海道 |
- 上記の通り、大手有名企業へ、
毎年就職者が出ています。
また、地元就職にも強みがあります。
それには、「高専枠」という採用枠が関係します。
○○高専から何名という推薦採用のことで、
高専出身者のみが使える枠となります。
就職事情については高専の就職をご覧ください。
学生生活†
釧路高専の部活†
アーチェリー部 | 剣道部 | サッカー部 |
ソフトテニス部 | 卓球部 | バスケットボール部 |
バドミントン部 | バレーボール部 | 野球部 |
空手道部 | 陸上部 | 軽音楽部 |
自転車部 | 写真部 | 吹奏楽部 |
美術部 | 科学ボランティア部 | ロボット研究会 |
ほか、TOEIC同好会・数学研究会・総合デザイン研究会など多数
- 運動部から文化部、高専ならではの部活まで、
多種多様な活動が用意されており、
兼部や帰宅部もOKと自由な空気感です。
高校と違い5年間在籍できるのもメリットです。
釧路高専の寮†
- 釧路高専では、定員800名中340名(令和5年)が、
寮生活を送っています。
- 寮には通学時間の節約、人間関係の構築、
集団生活の体験と多くメリットがあり、
高専の特徴ともいえます。
特に、釧路高専では寮生の割合が4割と高くなっています。
寮について詳しくは寮生活をご覧ください。
まとめ:釧路高専の長所と短所†
- 上述の通り、高専は多くのメリットがあり、
工学系を目指す人にとって進学・就職両面で
有利な選択肢となり得ます。
特に、進学における編入試験の楽さと、
就職における「高専枠」の存在は大きな魅力です。
- そして、金銭面でも大きなメリットがあります!
高校→国立大学に進む場合、予備校はほぼ必須ですが、
高専では必要なく、年100万近い予備校代が不要です。
また、就職力の高さは国立大学並みであり、
高専から就職すれば200万円近く学費が浮きます!
詳しくは高専でかかるお金もご覧ください。
- 一方で、進路変更が困難になることや、
知名度が低い、勉強が理系に偏り気味であるなど、
普通高校に比べて非常に個性的な学校でもあります。
- 努力と得られる成果の「コスパ」は高い学校ですが、
人によって向き不向きがはっきりしています。
それでも高専に進むかはよく検討して、
納得の上で進学することもおすすめします。
進学に迷う方は高専を選ぶべきか?もご覧ください。