高専からの進学†
- 高専からの進学という場合、大学への編入学が主流です。
高専を5年生で卒業し、大学の3年生(一部の旧帝大では2年生)に
編入学という形で入学することができます。
- その他の方法として、高専を3年生で中退し、
高校生と同じように受験して大学に1年生から入学する人もいます。
専攻科については専攻科のページをご覧ください
- 目次
大学への編入学†
編入学試験について†
- 編入学試験の受験科目は、
一般の大学受験に比べて少ない科目数です。
数学・物理(学科による)・TOEIC・面接
引用元:東京都立大学
- 面接では、受験する専攻の知識をメインに、
高専での研究内容などを聞かれることが多いようです。
そのため、受験直前に対策するのではなく、
日頃から勉強をコツコツやっておくことが必須です。
- 高専からの大学編入では、
自分の専攻以外の工学部を目指すこともできます。
例えば、高専の建築科→大学の情報学部など
- この場合、数学や英語といった科目は共通ですが、
受けたい学科に応じた専門科目の学習と、
学科を変えたい理由を練っておく必要があります。
できれば、建築科での研究中にプログラムで
解析をする機会があって、深く学んでみたくなった。
そこで、貴校の〇〇研究室に入れれば
研究できると思った、など
具体的な理由があると良いです。
なぜ編入学する人が多いのか†
編入のメリット†
- 注意点
- ※学部により、受験科目が違う場合もある
※年度によって受験日程が被る場合も多い
(例えば、横国大と都立大は併願可能な年もあった)
以上のことから、受験戦略は年度や、
得意とする科目で変わるため、
よくHPなどを確認することをおすすめします。
- ここまで説明した2大メリットに加えて、
高専での成績による受験の足切りが、
多くの場合無いことなど、
高校からの大学受験に比べて、
有利になる点が多いといえます。
学んでみたい学問が最初から決まっていて、
大学・大学院に行ってさらに深めたいという人にとっては、
高専5年間で技術の基礎をこなし、
編入試験の勉強を高校からの大学受験ほど
労力をかけずに進められるため、
高専からの大学編入は、
一石二鳥の方法といえます。
編入のデメリット†
- 高専からの大学進学では、
高専からの出身学部以外への進学について、
メリットがないばかりか、
高専で学んできた専門を捨てるという
大きなデメリットがあります。
- 繰り返しにはなりますが、
高専という進路を選ぶとき、
専攻は変えないことが大前提となります。
また、高専での専攻と同じ大学に進む場合でも、
高専での学びは高校~大学1・2年で学ぶ教養の面で
薄いという特徴があります。
学びたい学問は定まっていないけど、
大学編入のメリットを生かしたいという人も
いるかもしれませんが、
専攻を変えられないデメリットは大きく
悩みの種にもなるので注意です。
高専を進むか迷う人は高専を選ぶべきか?のページをご覧ください
文系学部という道†
- 専攻を早めに決めてしまう(しかも5年間同じことを学ぶ)ことになるため、
やりたいことが中学卒業段階で決まっている人にはもってこいの学校ですが、
途中で学びたいことや進路を変えるのが難しい学校ともいえます。
高専に進むか迷う方は高専を選ぶべきか?のページをご覧ください
コメント欄†